~湘南藤沢遊行おどりを代表する基本の曲~
歌詞監修 : 白石 征
作 曲 : J.A.シーザー
振 付 : 花柳 輔礼乃
う た : 冨田 房枝
演奏時間 :5分50秒
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◆解説
湘南藤沢 遊行おどりを代表する踊りです。
曲調はオーソドックスな近世風盆踊り。ポピュラーで市民に愛される踊りを目指しました。
郡上踊りの「かわさき」のように、一晩に何度も踊られるような踊りになっていけばうれしいですね。
◆歌詞
一、 | 揃ろた揃ろた 踊り子が揃ろた 秋の出穂より まだ揃ろた さあさ皆さま 踊ろじゃないか やぐら囲んで 輪になって |
二、 | 早くおのりよ 音頭の声に よけりゃ吹きます 囃子笛 藤沢よいとこ 踊りの名所 月もまんまる 花ざかり |
三、 | 小栗恋しや 照手の姫は 夫のためとて 車曳く ここは何処かと 駕籠衆に聞けば ここは名高い 遊行坂 |
四、 | わたしゃ江ノ島 浜風そだち 潮の満ち干で 恋を知る 片瀬船頭とキンピラゴボウ 色は黒いが 味がよい |
五、 | 相州片瀬の 戻りの松は 松は枯れても 名を残す 大山帰りの 菅笠かしげ あの娘いるかと またのぞく |
六、 | 逢いはせぬかよ 東海道で 一夜どまりの 旅の人 明日はお立ちか お名残り惜しや 笠に涙の 雨が降る |
(歌詞解説)
歌詞形式は、7775の近世小唄形式。藤沢の伝承系盆踊りの歌詞等に取材しています。
(3番)小栗判官の歌は、「山家鳥虫歌」の相模の国にも類歌がある古い歌。遊行寺は、説経節小栗判官ゆかりの寺。遊行坂は箱根駅伝コースとしても有名。
(5番)藤沢から江ノ島へ向かう「江ノ島道」の片瀬付近には、一遍踊り念仏の片瀬地蔵堂跡のほか、西行法師の伝説で知られる「西行戻り松」がある。江戸時代、大山詣の参拝客は帰路江ノ島道を通って江ノ島に参拝するのが常だった。いまも湘南付近には大山灯籠や石尊大権現などの大山信仰の遺跡が多く残る。
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