今も昔も藤沢を代表する観光名所・江ノ島。やはり歌枕としてとりあげないわけにはいきません。「わたしゃ○○そだち」というのは盆踊りの恋歌のパターンのひとつ。「田舎娘でも、恋のサインは見逃さないよ」といったかんじの歌です。江ノ島の汐風に焼けた湘南娘は、きっとむかしも魅力的だったことでしょう。
江戸期の江の島浮世絵:江の嶌もうで(みゆねっと藤沢より許可転載)
「江ノ島道」は遊行寺から石上、片瀬を抜ける参詣の道でした。遊行寺前にあった江ノ島神社一の鳥居はそのスタートで、広重の浮世絵にもその立派な姿が描かれています。毎年遊行おどりの会場となる遊行通りもファミリー通りも、実は旧江の島道なのです。 歴史の道が、遊行の盆とつながっています。
■江の島道に関する詳しい内容は、こちらをご覧下さい。
江の島の岩屋に向かう道、山二つの少し手前に、一遍上人が島の人のために掘ったと言われる井戸跡があります。
江ノ島弁天は、芸能の神で、今も芸事を やる方が訪れています。白浪五人男など、 歌舞伎ぬ題材にも取り上げられました。
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