逢いはせぬかよ
 東海道で
 一夜どまりの
 旅の人

遊行坂を下れば、そこが東海道屈指の宿場・藤沢宿の入口です。
当時、宿場には、飯盛女(めしもりおんな)と呼ばれる、接待業の女性たちがおりました。時には、一日かぎりの旅人が忘れられなくなることもあったでしょう。街道を歩いていれば、ふとまた出逢うのではないかしら、という切ない歌詞になっています。盆踊りの輪の中で、なかなか会いにこない恋人にあてつけて歌うのにちょうどいい感じです。

東海道七 五十三次 藤沢(隷書東海道
 歌川広重)みゆねっと藤沢より許可転載

永勝寺には、珍しい飯盛女のお墓が残り、はかなく短命だった女性たちをとむらう藤沢宿の人々の温かさが感じられます。遊行寺周辺には、宿場の面影をしのばせる蔵造りの建物も見られます。

旧東海道を、遊行寺から西に向かい、市民病院前の信号の先で南側に曲がり少し進むと、永勝寺になります。