藤沢よいとこ
 踊りの名所

一遍上人と踊り念仏といえば、なんといっても遊行寺所有の国宝「一遍聖絵」に描かれた、片瀬の浜の踊り念仏のシーンが有名。鎌倉に入ろうとして幕府に拒否された一遍上人たちは、片瀬の地蔵堂で踊り念仏をしたところ、これが大ブレイク。数か月にもわたるロングラン興行となりました。聖絵には、踊り念仏に熱狂するひとびとの表情が、イキイキと描かれています。本来仏教の修行だった踊り念仏は、中世のなかば以降、お盆に村々で踊られるようになりました。やがて江戸時代には、庶民の楽しみとしての性格をもつ「盆踊り」が全国にひろまったと考えられています。
藤沢は盆踊りのふるさとなんだよとつい自慢したくなりますね。

国立国会図書館デジタルコレクションより 一遍聖絵写本 片瀬のシーン

 

一遍が踊り念仏を行ったという片瀬地蔵堂跡、湘南海岸公園駅そばにあります。素朴な公園になっていますが、盆踊りのルーツとして大事にしたい場所です。遊行寺では、保存会による「踊り念仏」や9月の「薄(すすき)念仏」などの踊りにかかわる行事を見ることができます。

一遍地蔵堂跡は、「江ノ電」湘南海岸公園駅より、5分くらいです。